富樫倫太郎 SRO VIII 名前のない馬たち

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
    Rating

    作者
     富樫倫太郎



    題名
     SRO VIII 名前のない馬たち



    出版社
     中央公論新社



    出版社による梗概
     相次ぐ乗馬クラブオーナーの死。事件性なしとされるも、どの現場でも人間と同時に必ず馬が一頭逝っている事実に、SRO室長・山根新九郎は不審を抱く。



    「BOOK」データベースより


     その嘶きは、不吉な予告―関東近県で乗馬クラブオーナーの死が相次ぐ。いずれも死因に不審な点は見られないものの、SRO室長・山根新九郎は奇妙な符合を見出す。人間の死と同時に、必ず馬が一頭逝っているのだ。独自捜査を始めたSROの面々は、やがて北海道のある牧場にたどり着く…。そして、最凶キラー・近藤房子の調教ゲームも新たな段階に。


    定価
     本体820円+税



    感想
     出版社の梗概があまりに短かったので「BOOK」データベースからも引用しました。
     それにしても⋯⋯、いやーキツかった!
     人が対象であれば、どんな残酷描写にも平気なのですが、動物ものはキツいっス。(人も動物、人に対するヘイトだ! と言われそう)
     それでも悪趣味にならないのは作者の筆力なのでしょう。



     シリーズ全作では、次作への伏線が多かったのですが、今作もその延長という残念な作品になってます。

     本来シリーズとは別作品として企画を考えていたのかもしれません。それを無理やりシリーズに突っ込んだ結果、趣の違った作品になってしまいました。
     もっと腰を落ち着けて、堂々と仕上げてもらいたかったです。



     シリーズとしては、途中に挟まるエピソードゼロを含めると9作目ですが、警察ものの宿命として大きく時代を進められないので、今作は平成21年の事件になります。そのあたりもマイナスですね。
     作品自体のできは良いのにもったいないと思います。


    /10点

    Leave a Reply