作者
堂場瞬一
題名
愚者の連鎖 アナザーフェイス 7
出版社
文藝春秋社
出版社による梗概
完全黙秘の容疑者。その背景には何が?
後山の指令で、長く完全黙秘を続ける男を取り調べることになった大友。沈黙の背後には驚くべき過去が……大人気シリーズ第7弾。
定価
文庫版 本体720円+税
電子書籍版 本体713円+税
感想
さすが安定のシリーズ七作目です。「0(ゼロ)」と題された短編集が間に挟まりますので、8冊目になります。梗概には「驚くべき過去が……」となってはおりますが、それほど驚くべき過去でもありません。だからといって、それがこの作品を貶めてはいません。
本編のメインストーリー意外にも、シリーズ作品の見せ所としての謎が散見しておりまして、それもシリーズ読者としては楽しみです。次作以降へと持ち越された謎もありますが、本作で決着を見たものもあります。
フーダニットやハウダニットといった謎解きが主ではなく、人間関係の謎解きに重点が置かれています。元々このシリーズは人間関係にこそ作者の腕の冴えが見られます。ただし、今作はメインに犯罪者側の人間関係を持ってきたため、それまでの常連登場人物たちに関係する書き込みが少なくなってしまってます。あたくしがファンであります義母の聖子さんの登場が極端に少なかったです (:_;)
ターニングポイントがいくつか含まれておりますので次作が楽しみです。
7/10点


