作者
名取佐和子
題名
江の島ねこもり食堂
出版社
ポプラ社
出版社による梗概
江の島に「ねこもりさん」と呼ばれる女たちがいた。それは島の猫の世話をするという、とある食堂の隠れた仕事。
1912年のすみゑ、1967年の筆、1988年の溶子、そして2017年の麻布。一家の女たちが、ねこもりとして生きたそれぞれの人生は、新しい命を結び、未来を繋いでいく。あなたの血にもきっと流れている、百年の物語。
目には見えなくても、そうとは知らなくとも、私たちの中には確実に、母から、祖母から、脈々と引き継いだものが存在するのだ。それが今の自分を作っていると思うと、なんだか自分自身が愛おしくなってくる。――大矢博子(書評家)
定価
四六判 本体1,500円+税
文庫判 本体680円+税
感想
海と猫と食べ物、書題に釣られて手に取っちゃいました(^^)
う~ん、なんだろうこの半端感は?
江の島(表記は本書に倣いました)要素も猫要素も食堂要素も薄~いです。
梗概にある「脈々と引き継いだものが存在するのだ」というテーマも作者が見失ってしまったようです。
単に時々を切り取った連作に思えてしまいます。
すべての伏線を回収しろとは言いませんが、少なくとも読後感に影響のある伏線は回収してもらいたかったです。
初見の作家ですが、長編には不向きな作風だと思います。
5/10点


