作者 鳴神響一
題名
脳科学捜査官 真田夏希
出版社
KADOKAWA
出版社による梗概
警察小説に、新ヒロイン誕生!期待の超新星が放つ、新時代の警察小説。
神奈川県警初の心理職特別捜査官に選ばれた真田夏希は、知人に紹介された男性に会うため横浜駅付近のレストランに向かった。婚活に失敗続きの夏希は、織田信和と名乗る男性に、好印象を抱く。だが、そんな甘い雰囲気を激しい炸裂音が打ち消してしまう。みなとみらい地区で爆発事件が発生したのだ。翌日、捜査本部に招集され、爆発事件の捜査を命じられる夏希。初の事件で戸惑いを覚える夏希の前に現れたのは、意外な相棒だった。
定価
本体680円+税
感想
書題と梗概でワクワクして手に取ったのですが、「惜しい!(あるいは、もったいない!)」そんな読了後の感想です。
作者が知り得たこと(取材したこと)を、書いてやろう。と考えたのか、多く書きすぎているように思いますし、それにちょっと他と違った言葉を使ってみよう。そんな肩に力が入った導入部分です。
特段、脳科学が捜査の役に立っているようにも思えません。書題にだまされないように!
専門的な説明に力が入る余り主人公(真田夏希)の人物描写が浅くなってしまいました。
もう一人(?)の主人公、見習い警察犬アリシアとのコンビを十分に描いてもらいたかったです。
と、書くと点数が低いように思われる方もいらっしゃると思いますが、面白かったですよ。
デビュー四年目の作家ですから、「何か変わったことを題材に」と考えるのは分かるのですが……。
あたくしは初見ですが、王道が書ける作家だと思います。
女性捜査官と動物が好きであればお勧めいたします。
各所に見られる堅い説明語りと、書題の「脳科学」の文字がなければプラス2点しても良いでしょう
KADOKAWAのHPで26ページ分試し読みが出来ます。
6/10点


