小泉武夫 幻の料亭・日本橋「百川」―黒船を饗した江戸料理―

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
    Rating

    作者
    小泉武夫

    題名
    幻の料亭・日本橋「百川」―黒船を饗した江戸料理―

    出版社
    新潮社

    出版社による梗概
    時は天明から文化文政。大田南畝、山東京伝など、名だたる文人たちが舌鼓を打って風流三昧。嘉永七年には、ペリー一行に一人前三両、総額千五百両の料理を振舞う大役を担った「百川」。果たして、維新の荒波を乗り切る手立ては? 希代の発酵学者が、饗応料理の真髄と化政文化の醍醐味を鮮やかに描き出し、謎多き料亭の真相を追う。

    定価
    四六判 本体1,300円+税

    感想
    プロ雀士が即席会席料理の「百川(ももかわ)」を題材に本にした? と思ってしまいました。よく見たら小夫ではなく小武夫でしたとさ……。
    阿佐田哲也、小島武夫とともに「麻雀新撰組」を結成した古川凱章は昨年逝去しました。
    「百川」と「麻雀新撰組」、どちらがより知名度があるのでしょうか? 方や落語ファンにしかおそらく知られていない「百川」。方やお古い雀キチにしかわからない「麻雀新撰組」。どっちもどっちかなぁ……。

    閑話休題
    実にくだらない本でした。小説としてはストーリーがなく、研究書としては考証の不備が多く、料理本としてはちっとも旨そうではないのです。意図的に史実をねじ曲げている箇所もあり、内容も薄っぺらです。
    表紙にしか図版がありません。しかもたった一枚の浮世絵です。日本橋の浮世小路(うきよしょうじ)の絵図さえ出てまいりません。
    こんな本が商売になるのですから気楽な稼業ですね。著者の職業をあたくしは知りませんが……。
    あたくしのブログにコメントをいただける方々の記事の方が何倍も何十倍も為になります。

    /10点

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