作者
内田康夫
題名
孤道
出版社
毎日新聞社
出版社による梗概
3年ぶりの浅見光彦シリーズ最新作!
熊野古道を舞台にした、壮大な歴史ロマンミステリー。
未完小説『孤道』、2017年5月12日刊行。
『孤道』は毎日新聞で連載(2014年12月~2015年8月)されていましたが、著者の病気のため中断、未完のまま刊行されることになりました。
そこで、この小説の〈完結編〉を公募する「『孤道』完結プロジェクト」が発足!
定価
本体1,500円+税
感想
未完のミステリーを読んだのは生まれて初めてです。
未完という先入観がなければ、楽しめる作品です。内田自身があとがきに書いているように「最高の作品になる予感」を共有出来るでしょう。
しかし、残念ながら未完の二文字が頭を支配して、いつもの内田作品のようには心が躍りませんでした。致し方ないことですね。
作品としてはちょうど中間点まで書かれているように思いました。起承転結の承と転が交ざり合ったあたりかと……。
作者の内田は大きく風呂敷を広げております。こんなに広げて大丈夫か? と言うくらい大きいです。
本作品は完結までを一般に公募しております。志半ばで逝った内田の衣鉢を継ごうというわけです。
そしてあとがきにはそのことと今後の展開に少しだけ触れています。
でも、この先を完成させるとなると難事業だと思うのです。内田が大きく広げた風呂敷を上手いこと結べるでしょうか?
楽しみに待つことといたしましょう。


