作者
堂場瞬一
題名
錯迷
出版社
小学館
出版社による梗概
堂場瞬一渾身!警察小説の新境地開拓。
順調にキャリアを重ねてきた神奈川県警捜査一課課長補佐の萩原哲郎に突然の異動命令が下された。行き先は鎌倉南署。それも署長としての赴任。異例の昇格人事の裏には事情があった。それは女性前署長の不審死の謎を解くこと。署内の結束は固く、協力者を得られないまま、孤独の秘密捜査を始める萩原。そして忘れ去られた過去の未解決殺人事件との関連が浮上して……。著者渾身の本格警察小説。
定価
四六判 本体1,700円+税
電子書籍版 本体1,530円+税
感想
「錯迷(さくめい)」とはまた古い言葉を出してきましたね~。あまり辞書には載っていない言葉です。
悪名高き神奈川県警だったらいかにもありそうな話です。まあ、それは置いておきまして、梗概に「警察小説の新境地開拓」とあります。
結末の付け方が今までの堂場作品に見られないものでした。あたくしはこういった結末は好きです。あまり書いてもネタバレになってしまいますので……脂が乗っていたときの今野敏作品のようです。
ただし、導入部分はいただけません。描写が揺れています。
小学館のHPで冒頭の11ページが試し読み出来るのですが、お勧めいたしません。
月刊「STORY BOX」に連載されたものの書籍化なので、ストーリーが一本調子なのは否めないと思います。そのあたりも今野敏風ですが……。
最後まで女性前署長の人柄が定まらなかったのもマイナスでしょう。
価格も高めですので、文庫化を待った方が吉ですね。
堂場お得意の文庫書き下ろしだったらよかったのに……。
7/10点
堂場瞬一 錯迷
Author:
立花家蛇足
Genre:
»
堂場瞬一
Rating
Posted by 立花家蛇足
Posted on

