麻見和史 凪の残響 警視庁捜査一課十一係

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
    Rating

    作者
    麻見和史

    題名
    凪(なぎ)の残響 警視庁捜査一課十一係

    出版社
    講談社

    出版社による梗概
    年の瀬迫るショッピングセンターに置かれた、四本の指。一体誰が、なんのために遺棄したのか。賑わう場所の犯行にもかかわらず手掛かりはごく僅か。若手刑事・如月塔子と捜査一課きっての推理力をもつ鷹野は、被害者救出に奔走するが、必死の捜査も空しく、被害者の遺体と、犯人の異様なメッセージが発見されてしまう。さらに犯人は、遺体の画像をネットに投稿、世間に動揺が広がる。十一係は、分析不可能な殺人者を捕らえることができるのか!?

    定価
    新書 本体900円+税

    感想
    「警視庁捜査一課十一係」シリーズ11作目ですね。直前に読んだ「骸の鍵」同様あたくしに関係のある場所が多く登場しました。海が好きなのでベイエリアに多く住んでおりました。このように書くと「凪の残響」という書題と書影でボートが絡んでくるのかなぁ、と考えましたが見事に騙されました。(珍しくネタバレでごめん)

    相変わらず、サスペンスと捜査、そして少々のミステリー風味が絶妙ですね。間に挟まる恐らく作者が楽しんで書いているであろう軽妙な会話も板についてきました。

    梗概でお分かりのようにまたもやグロい導入部です(^^)
    でも結末は……、うまく折り合いを付けたのではないでしょうか?

    このシリーズ初期に主人公の如月塔子が猫を飼いたいという話があったと思うのですが、ここに来てやっと具体的になりました。猫を飼うのに何年かかっているんだ! 早く猫成分を登場させてくれ~。

    かなり現場が多いので、途中途中に挿入される地図がありがたいです。同じ講談社の森博嗣だったら巻頭に載せてそれっきりだと思うので……(^^)

    次作出版の来年6月に向けてそろそろプロットにかかると思いますが、科捜研を絡めた恋模様はあまり大きく動かさないでもらいたいものです。

    /10点

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