作者
ほしおさなえ
題名
活版印刷三日月堂 海からの手紙
出版社
ポプラ社
出版社による梗概
小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。物静かな店主・弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い……。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる感動作。
静岡書店大賞を受賞・ブクログ1位・読書メーター1位など、話題沸騰の人気シリーズ、待望の第二弾!
定価
本体680円+税
感想
作中の朗読会で触れられる「あまんきみこ」の「白いぼうし」はあたくしよりも少しお若い方が小学校で学んだことと存じます。あたくしは覚えがないというより、まだ「白いぼうし」はこの世に生まれておりませんでした。思い入れはないのですがそんなあたくしにもこの作品の甘い切なさは伝わります。
前作は活字や印刷にやや重きを置いておりましたが、今作は印刷される言葉ですとか、そこに秘められた想いですとか、に焦点が当たっているように感じました。
ラストの「我らの西部劇」は少し結末まで性急に過ぎた感があります。おそらく次作への布石も含めてのことだと想いますが、もったいなかったですね。
多くの女性向け、特に中高生向けのこの書籍をレジに差し出すのはいい年をした爺には少し勇気がいります(^^)
8/10点


