作者
倉阪鬼一郎
題名
あっぱれ街道 小料理のどか屋 人情帖21
出版社
二見書房
出版社による梗概
九歳の千吉が大手柄!
一茶ゆかりの地・流山で悪党の化けの皮を剝ぐ。
江戸の大火で悪党が近郊の野田、流山に移り、押し込み。
のどか屋常連の大橋季川が味醂造りの秋元家の句会に招かれ、同行した千吉は……。
旅籠付き小料理のどか屋の常連大橋季川は、のどか屋を常宿にしている江戸近郊流山の味醂づくり秋元家の句会に宗匠として招かれた。ただし江戸の大火で焼け出された悪党が近場の野田や流山に移り、押し込みを続けているという。のどか屋のあるじ時吉は、一人息子で満九歳の千吉、大橋季川と流山へと旅立った。秋元家は俳人小林一茶の後ろ盾だったという。
********本書に登場する小料理**********
・青蕗の鯛皮八幡巻き ・伊勢豆腐 ・長芋の梅肉和え
・穴子と胡瓜の酢の物 ・お宝煮(油揚げ袋煮)・西瓜糖
・海老と若布の黄身酢 ・梅おかか焼き飯 ・豆腐焼き素麵
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定価
本体648円+税
感想
作者が趣味にしている俳句満載のシリーズ21作目でした。
楽しんで書いているのが伝わります。
息子「千吉」の活躍もあり、こちらは終始ニコニコが止まりませんでしたよ。
千吉可愛いよ、千吉。
それもあり、シリーズの他作品よりも一層の大団円でした。
味醂の挿入も巧みでした。
ただ、料理は少し凝ったものが多く食指が動きません。「梅おかか焼き飯」くらいかなぁ、作りたくなったのは。
ずいぶんと猫の描写が多くなっていて、次作への伏線でしょうね。
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と、ここまで書いていて、次作の書題が「江戸ねこ日和」であると知りました。
きっと泣いてしまうんだろうな……。
7/10点


