麻見和史 骸の鍵

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
    Rating

    作者
    麻見和史

    題名
    骸(むくろ)の鍵

    出版社
    双葉社

    出版社による梗概
    駅前のコインロッカーから見つかった女性の左腕。「ロックスミス(錠前師)」を名乗る犯人はヒントとなるメッセージとロッカーの鍵を残しており、引き続き身体の断片を探すよう指示してくる。筋読みに優れた女性刑事・城戸葉月を中心とした警視庁の捜査チームは都内を奔走。はたしてロックスミスが仕掛けた罪深いゲームの真意とは? 大人気警察小説作家が放つ衝撃の長編ミステリー!

    定価
    四六判 本体1,500円+税

    感想
    ロックスミスというと、あたくしは真っ先にハリウッド映画「三人の逃亡者」を思い浮かべます。ニック・ノルティが良かったな~。「人生が少しだけ後ろ向きになった時に観る10本の映画」のウチの1本です。

    本作ですが、冒頭の葛西駅から始まり、次から次へとあたくしに縁のある場所が登場してビックリしました。作者にあたくしの身元がばれたのかと勘ぐってしまいましたよ(^^)

    最初の登場人物が葛西駅での光岡、葛西には光岡自動車の販売店もありますし……、これ以上書くとネタバレになりますので、詳しい場所などはお読みになって下さい。

    かなり入り組んで大がかりな仕掛けが作り込まれていますので最後まで気が抜けません。

    明らかにシリーズ化を狙った内容ですね。主人公や周辺人物の形成もしっかりしています。あとはシリーズとしての方向をどこに向けるかと言ったところでしょうか?
    主人公と所轄のバディとの絡みを中心にするのか、著者のシリーズは女性主人公が多いだけに差別化に悩むでしょう。

    完全に端役ですが、あたくしは「鍵屋の西丸」に魅力を感じました。シリーズ化にあたっては準レギュラーを希望します。

    梗概にあります犯人からの「メッセージ」ですが、文中に「!」や「?」の後に1文字の空白が開いてます。一般の書き方と違い小説を書く際の作法のようなものですが、作者が思わず使ってしまったのでしょうね。

    /10点

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