作者
今野敏
題名
棲月―隠蔽捜査7―
出版社
新潮社
出版社による梗概
私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。不審に思った大森署署長・竜崎は、いち早く署員を向かわせるが、警視庁の生安部長から横槍が入る。さらに、管内で殺人事件が発生。電話で話した同期の伊丹から「異動の噂が出ている」と告げられた竜崎は、これまでになく動揺する自分に戸惑っていた――。大人気警察小説シリーズ、待望の第9作!
定価
本体1,600円+税
感想
今野作品は金輪際読まないとしたのに、なぜか家に転がっておりました本書。どなたかが送ってきたのか? 自分でも気づかないうちにポチっていたのか? 耄碌はしたくないものです(^^)
ミステリーとしての立ち位置をとうに放棄したと感じられる今野作品ですが、ここに来て「隠蔽捜査シリーズ」は警察小説をも放棄したように思えます。
以下ネタバレを含みますので、背景色に似せました。ネタバレ!? 構わないよ、という方は反転させてお読み下さいまし
(ネタバレここから) ・捜査対象者が少なく、真犯人が登場と同時に分かってしまう
・事件の組み立てが全く説明されていない。
・よって、HOWの部分がすべて抜け落ちている
(ネタバレここまで)
言葉の使い方が前作までと違ってきてます。従って、主人公竜崎の性格が揺れてしまっておりました。
それでもサクサクと読ませるのは、口述筆記のなせる技なのでしょう。
ミステリーでも警察小説でもなく、主人公竜崎一家の自己形成小説としてお読みになることをお勧めいたします。
現在連載中の外伝では、舞台が大きく変わっているようなので、もう一作くらいは読んでみようかな……(相変わらずあたくしは煮え切りません)
5/10点


