作者
堂場瞬一
題名
報い 警視庁追跡捜査係
出版社
角川春樹事務所
出版社による梗概
警察に届けられた一冊の日記。そこに記された内容から、二年前に起きた強盗致死事件の容疑者として、辰見という男が浮上する。未解決事件を追う追跡捜査係の沖田は宇都宮に急行するも、到着直後、辰見は重傷を負った姿で発見され、死亡してしまう。容疑者特定の矢先の出来事に、沖田と栃木県警は当惑を隠せない。一方、同係の西川は別の事件の資料を読み返し、頭を悩ませていて……。不可解な事態に翻弄される刑事たちは、事件の本筋を手繰り寄せられるのか。書き下ろし警察小説。
定価
文庫版 本体730円+税
感想
「警視庁追跡捜査係」シリーズ七作目になります。
そして七作目ともなりますと作者として色々な冒険をする気持ちも理解出来ます。
今作はいままでと違い、登場人物同士の掛け合いを減らし、複雑なミステリー要素を盛り込んだようです。そのため、堂場としては珍しく作中に事件整理の文章を入れ込んでおります。
シリーズファンとしては意見の分かれる所でしょうね。
・シリーズの新境地
・もっと二人(沖田・西川)のぶつかり合いを読みたかった
・容疑者たちに魅力を感じない
・動機が弱い
・二人の家庭がこの先どうなるのか楽しみ
などなど、そんな声が聞こえてきそうです。
刑務官と刑事の場面をもう少し膨らませても好いように思いますが、この展開だとやむを得ないかなぁ~。
容疑者が少なく、犯人捜しという点では簡単ですが、他の謎解きに重点を置いた作品なので、そこは楽しめると思います。
堂場が次作を書くのは、もう少し先になりそうな気がします。
6/10点
堂場瞬一 報い 警視庁追跡捜査係
Author:
立花家蛇足
Genre:
»
堂場瞬一
Rating
Posted by 立花家蛇足
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