作者
ほしおさなえ
題名
活版印刷三日月堂 雲の日記帳
出版社
ポプラ社
出版社による梗概
小さな活版印刷所「三日月堂」。店主の弓子が活字を拾い刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった言葉。仕事を続ける中で、弓子が見つけた「自分の想い」と、「三日月堂の夢」とは――。感動の涙が止まらない、大人気シリーズ完結編!
定価
本体680円+税
感想
作者が目指した「回復と再生の物語」、叢書最終巻で綺麗にまとまり上上吉になりました。
・星をつなぐ線
・街の木の地図
・雲の日記帳
・三日月堂の夢
の中編四作品からなりますが、星好きとして「星をつなぐ線」でいつも以上に引き込まれ、最終話「三日月堂の夢」ではあたくし自身の経験とも重なり最後のひと文字まで静かに読み続けられたことに感謝します。
あたくしの場合は作中のような人物ではなく小学生の男子でしたが、得難い時間を過ごせました。
(未読の方にとりましてわかりにくい表現で恐縮です)
知識と物語の按排もあたくしにはちょうど良かったです。推理ものと違いこういった作品での「説明語り」は苦労が多かったと思いますが作者の力量は確かです。
いずれ作者が創作活動に迷ったとき、続編を書かれると思います。いつまでも作者と読者の心にあり続ける作品でしょう。
ほしおのほかの作品を読んでみます。さて、何にしましょうかね?
(この作品の書評に片仮名を使いたくなかったのでこのような文章になりました。読みづらいことをお詫びいたします)
9/10点


