原田ひ香 ランチ酒 おかわり日和

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
    Rating

    作者
     原田ひ香



    題名
     ランチ酒 おかわり日和



    出版社
     祥伝社



    出版社による梗概
     今日はご褒美、もう一杯気!


    疲れた心にじーんと沁みる珠玉の人間ドラマ×絶品グルメの五つ星小説!


    〈見守り屋〉の祥子(しょうこ)は今宵も寝ずの番で客を見守る。
    夜勤明けの疲れを癒すのは、絶品ランチ酒。
    明日はどんな味に出会えるだろう?


    悲しくても寂しくても、やっぱりおいしい。

    バツイチ、アラサー、犬森祥子(いぬもりしょうこ)の職業は〈見守り屋〉。
    依頼が入ると、夜から朝までひたすら人やものを見守る。
    彼女の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。
    街で出会ったグルメを堪能しながら思うのは、一人娘のこと。
    別れた夫とその再婚相手のもとで暮らす娘に会えぬまま半年が
    経っていた。独り思い悩むが、ワケありな客たちと過ごす時間が徐々に祥子を
    変えていき……。


    恋(?)の予感の半生ハンバーグとビール、母心のスパゲッティーグラタンとレモンハイ、
    復活のからあげ丼とハイボール……今日も昼どき、極上の一杯を
    いただきます!



    定価
     本体1,400円+税



    感想
     祥伝社のWEBマガジン「コフレ」に連載された作品の書籍化です。
     やっぱり良いわ~このシリーズは。 


     前作はあまりの感動で9点をつけました。今作も負けず劣らずの出来映えです。
     今作は、少々恋愛に寄ってしまったので8点にしましたが、完全に好みの問題です。この歳になると気恥ずかしくなってしまうもので⋯⋯。


     前作であった「リカちゃん人形の布団ぐらいある大きさ」のだし巻き卵などのような、珠玉ともいえる言葉が、決してメインディッシュではなく侮れない添え物的にそこかしこに出てまいります。

    「美味しいものを食べたときに思い出したら、それは恋なのかもしれない」
     どうですこの文章? 心が沸き立ちませんか?



     登場する食事処の店名は伏せてありますが、すべて実在します。皆さんが知った店もあるのではないでしょうか。

     前作よりも一編あたりのページ数が増え、より深く描いているのも嬉しいですね。


     さて、今宵おいしい物をいただきながらあなたを思い出すことにいたします。


    /10点

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