古野まほろ 新任巡査

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
    Rating

    作者
    古野まほろ

    題名
    新任巡査

    出版社
    新潮社

    出版社による梗概
    凡庸にして心優しい頼音(ライト)。ある能力を備えた男勝りの希(アキラ)。ふたりの新任巡査の配属先は駅の東と西にある交番だった。毎秒成長し続けなければ、警察官としてやっていけない――。元キャリアの著者にしか描きえない圧倒的ディテイル。深淵を知る者だからこそつける嘘。最前線をぶっちぎりでかけぬける、まったく新しい警察小説、誕生!

    定価
    本体2,600円+税

    感想
    面白れ~!!!
    あたくしは怠け者で、しかもへそ曲がりなものですから、梗概に「一気読み必至!」などと書かれていると、途中で読む手を止めてグウスカ寝てしまいます(^^)
    そんなあたくしが本書は一気読みでした。

    650ページ中540ページまでは「こりゃぁ10点満点で100点だな」と思ったほどです。
    でもそこからの60ページが0点で悲しくなりました。最後の60ページで持ち直してはいるんですがね……。

    一人称の前半と、章ごとに一人称と三人称を織り交ぜた後半。書き方については好き嫌いが出そうです。あたくしは好きですよ。

    警察学校から始まります。そして卒配(卒業配置)の交番勤務。とってもリアルです。
    前作(今作の方が先に上梓されてます読み順が逆になりました)新任刑事で冗長に感じた会話文の説明語りもありますが、今作はOJT(on the job training:職場での実務を通じて行う教育訓練)を絡めたことにより、巧み(リアル)に思えました。

    主人公がとっても好みで、あたくしの中では日明恩(たちもり めぐみ)の武本巡査部長と双璧です。

    前作が8点だったのでそれ以上の点を付けたいのですが、前述の0点箇所がありますから甚だ不本意ながらこのような点数付けになりました。

    これほど創作意欲をかき立てられた作品は今年初めてです。
    どの箇所(実は二箇所あります)で涙したかは内緒です(^^)

    8.5/10点

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