作者
山口雅也
題名
落語魅捨理全集 坊主の愉しみ
出版社
講談社
出版社による梗概
「日本殺人事件」(第48回推理作家協会賞受賞)著者が贈る語りの妙味溢れる新作短篇集。
「猫の皿」「品川心中」「時そば」「あたま山」「花見の仇討」「そば清」「粗忽の使者」「らくだ」「田能久」などなど。名作古典落語をベースに当代一の謎(リドル)マスター山口雅也が描く、愉快痛快奇天烈な江戸噺七編を収録。
定価
四六判 本体1,800円+税
感想
懲りずに落語を題材にしたミステリーを手にしました。
著者5年ぶりの新作です。
もうね、こんな質の作品を書いてはダメでしょう。いえ、創作ですから何を書いても良いのですが、売り物にしてしまっては詐欺ですよ。
単に落語をトレースして繋ぎ合わせただけの代物です。独自の切り口やイマジネーションもなく、5年間新作を書かなかった(書けなかった?)理由も分かろうというものです。
商業雑誌に載った2篇はなんとか体裁を保ちましたが、書き下ろしの五作は酷いものです。
彦六の正蔵が『あたま山』のサゲに用いた「煙管筒」をそのまんまトレースしちゃってます。他にもトレース満載です。
題材が落語でなければ「盗作だ~~~!!!」と騒がれることと思います。
オマージュだ、リスペクトだ、二次創作だ、などと都合の好い言葉がありますが、売り物(商品)にしてしまってはどうなのよ?
2/10点


