作者
内山純
題名
ビリヤード・ハナブサへようこそ
出版社
東京創元社
出版社による梗概
(文庫版梗概)
「ビリヤード・ハナブサ」に集う常連客たちはプレーそっちのけで素人探偵となり謎を解こうとするが、真相を言い当てるのはアルバイトの僕の役割で?! 第24回鮎川賞受賞作。
(四六判梗概)
僕――中央(あたりあきら)――は、大学院に通いながら、元世界チャンプ・英雄一郎先生が経営する、良く言えばレトロな「ビリヤードハナブサ」でアルバイトをしている。
ビリヤードは奥が深く、理論的なゲームだ。そのせいか、常連客たちはいつも議論しながらプレーしている。いや、最近はプレーそっちのけで各人が巻き込まれた事件について議論していることもしばしばだ。
今も、常連客の一人が会社で起きた不審死の話を始めてしまった。いいのかな、球を撞いてくれないと店の売り上げにならないのだが。気を揉みながらみんなの推理に耳を傾けていると、僕にある閃きが……。
この店には今日もまた不思議な事件が持ち込まれ、推理談義に花が咲く――。
第二十四回鮎川賞受賞作。
定価
文庫判 本体780円+税
感想
文庫版の梗概が物足りなかったので四六判の梗概も併用しました(^^)
初読みの女流です。
スリークッションビリヤードの元世界チャンピオンの玉屋を舞台にした安楽椅子探偵(ArmchairーDetective)ものになります。日本人で世界チャンピオンになったのは過去に二人います。1974年と1984年に小林伸明選手。2007年に梅田竜二選手が栄光をつかみました。ちなみに女子の世界選手権の歴史は過去四回と浅いのですが、すべて日本人選手が優勝しております。
作品に戻りましょう。
連作で短編3本、中編1本からなります。主人公の語り部は玉屋のアルバイト君です。店主である元世界チャンピオンは刺身のつま程度の登場で少しガッカリしました。
マスゴミのように重箱の隅を楊枝でほじくるイチャモンから。
書影のイラストはビリヤード台がスリークッションなのに、元世界チャンピオンが手にしているキューはポケット用とチグハグです。
各編のタイトルがビリヤード用語から取ってありそれぞれ「バンキング」「スクラッチ」「テケテケ」「マスワリ」なのですが、最後の中編「マスワリ」を除いてネタバレでしょう。
現場に出向いたり、追加調査をしたりと厳密な意味では安楽椅子探偵ものではないかもしれませんが、こういったブレーンストーミング系のミステリーは好きなのです。
すべて人が死んだ案件を取り扱っていますが日常のミステリーであっても良かったのかもしれません。
続編が出るかもしれませんが、継続するかは微妙ですね。日常系ミステリーにシフトするならば読むかもしれません。
6/10点
内山純 ビリヤード・ハナブサへようこそ
Author:
立花家蛇足
Genre:
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内山純
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Posted by 立花家蛇足
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