作者
真保裕一
題名
脇坂副署長の長い一日
出版社
集英社
出版社による梗概
アイドルが一日署長を務める当日、賀江出署は不測の事態に直面する。謎また謎、次々と連鎖する事件。捜査に奔走する副署長の脇坂が、最後に辿り着く真相とは? 予測不能! 分刻みの傑作ミステリー!
定価
四六判 本体1,600円+税
感想
真保作品には珍しく書影がアメコミしてます。
内容もアメドラのように序盤で取っ散らかします。(良い意味です)
かつて真保の「震源」が直木賞候補になったとき、選考委員の佐野洋は次のように評しました。
『大福を作るのに、あんこを多く入れ過ぎたため、外側の餅が破れたという感じだ。』
これを心配していたのですが、本作はきっちりと納まりきりました。
小説を読みながら結末を予想(謎を解くという意味ではなく)することが多いのですが、この作品は「こんな結末はやめて!」という残念なものになってしまいました。
もう少し上手い御し方があったのではないでしょうか?
いまだ最高傑作「奪取」を超えられておりません。
今野敏の傑作『隠蔽捜査シリーズ』の竜崎と、本作の副所長が少し重なります。
6/10点(7に近いかなぁ~)


