作者
山田正紀
題名
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出版社
河出書房新社
出版社による梗概
小惑星探査機が採取してきたサンプルに含まれていた、人骨化石。その秘密の裏には、人類史上類を見ない、密室トリックがあった……! 巨匠・山田正紀、待望の書き下ろし長編SF。
定価
四六判 本体1,900円+税
感想
山田自身の後書きにありますように、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐ者」へのオマージュです。
「星を継ぐ者」の梗概を出版元の東京創元社から引用いたしますので、読み比べてみてください。
(星を継ぐ者 梗概 ここから)
月面調査員が、真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体はなんと死後5万年を経過していることが判明する。果たして現生人類とのつながりは、いかなるものなのか? いっぽう木星の衛星ガニメデでは、地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの巨星が一世を風靡したデビュー作。解説=鏡明
(星を継ぐ者 梗概 ここまで)
オマージュですから似ているのは当然ですね。山田は「星を継ぐ者」に衝撃を受けながらも自身が不満に(物足りなく?)感じた部分に一つの解決を試みたようです。
山田の新解釈を含めて成功したとはいえないでしょう。
これも後書きに書いてありますが、山田は「楽しんで書いた」とのこと。独りよがりが強く出て、悪い時の山田になってしまったようです。
かつて「神狩り」で読者に衝撃を与え、続編ともいえる「弥勒戦争」で独りよがりに走ってしまった。そんなことが思い出されます。
本作を読むのであれば、断然ホーガンの「星を継ぐ者」をお勧めいたします。全四部作ですが、最初の「星を継ぐ者」だけで十分です。というより、だんだんとグダグダになりますので一作目だけを勧めます(^^)
4/10点


