倉阪鬼一郎 命のたれ 小料理のどか屋 人情帖7

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
    Rating

    作者
     倉阪鬼一郎

    題名
     命のたれ 小料理のどか屋 人情帖7

    出版社
     二見書房

    出版社による梗概
     とうてい信じられない世にも不思議な異変が起きてしまった!
    しみじみ心にしみわたる!思わず胸があつくなる!
    感動の人気シリーズ第7弾
    時を超えて伝えられる命のたれの秘密とは?

    刀を包丁に持ち替えた元武士の料理人時吉が大川の土手を歩いていると突然、激しい雷鳴が轟きわたり目もくらむ閃光が走った。……と、稲妻に照らされた草むらに若い男が倒れている。男を駕籠で己れの店、小料理のどか屋に連れ帰った時吉は、正気づいた男から、世にも不思議な話を聞かされた。男は時吉たちの末裔だというのだ。しかもそれを裏づける事実が次々と……。

    ****今回登場するお料理****
    紅葉玉子 五色膾(ごしきなます)
    二色北窓(ふたいろきたまど)
    鰤(ぶり)大根 牡丹(ぼたん)吹寄せ
    狐丼 鱈(たら)の蝋焼き
    真魚鰹(まながつお)の西京焼き
    粕漬玉子 みぞれ汁
    玉子飯 牛蒡(ごぼう)の信田巻き
    茸の深山(みやま)和え
    ******************

    定価
     本体648円+税

    感想

     時代物にタイムスリップですか~
     こりゃ~ 賛否が分かれる作品ですね~
     ・本来の舞台である江戸から離れた時代を描くこと
     ・息子である千吉の足の始末がつかなかったこと
     ・なによりもSF要素を取り入れてしまったこと

     どうでしょうか? 決して作者のネタ切れとは思いませんが、もう少し書きようがあったのでは……。まあ、楽しく読めはしましたが。
     ただこれでこのシリーズがどのように転ぶのか? 一つのターニングポイントとなることだけは確かでしょう。

     千吉の足については少し安易すぎないでしょうかね。作者の悪意とまでは言いませんが、ハンデキャップを描くことで物語を動かそうとしているのでしょうか? 作者の志が低きに流れないことを祈ります

     多くの意味で次作が楽しみになりました。続けて読むシリーズなのか? 読者として離れるべきシリーズなのか? 
     早く次を読まなくちゃ
     点数は本作だけでの評価は難しいのですが、中庸の7点としました。このシリーズが中夭とならないことを願います。

    /10点

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