激動 東京五輪1964 (書き下ろしアンソロジー)
Author:
立花家蛇足
Genre:
»
アンソロジー
Rating
作者
大沢在昌 藤田宜永 堂場瞬一 井上夢人 今野敏 月村了衛 東山彰良
題名
激動 東京五輪1964
出版社
講談社
出版社による梗概
昭和三十九年十月――。
オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。
激動の昭和史をひもとく競作シリーズがここに開幕
変わりゆく街で、男たちは何を目指したのか
究極のミステリー・アンソロジー、全編書き下ろし!!
「不適切な排除」 大沢在昌
八ミリフィルムの技術者は、なぜ殺されたのか!?
「あなたについてゆく」 藤田宜永
二十一年前のあの日、私も日の丸を背負っていた。
「号外」 堂場瞬一
特ダネは、よりによって開会式の日にぶつかった。
「予行演習(リハーサル)」 井上夢人
国立競技場に持ち越された、幽霊屋敷の死体騒動。
「アリバイ」 今野 敏
五輪の輪が四つ――死刑求刑は一転して無罪に。
「連環」 月村了衛
黒澤明が降りたオリンピック記録映画を狙え!
「陽のあたる場所」 東山彰良
華やいだ街の片隅で、おれは死の淵に立っていた。
定価
本体1,550円+税
感想
私がアンソロジーを読む理由は二つあります。一つは、あるテーマについて多くの作家が、いかにその題材を捉え、また、何を描こうとするのか? を読み取ること。そしてもう一つの理由はは、新たなお気に入り作家の発掘です。
この『激動 東京五輪1964』は、オリンピックを題材に執筆中の私にとって、両方の理由でうってつけでした。まあ、新たなお気に入りの作家は発見できませんでしたが、後者は大変参考になりました。
前半4作と比較しますと、後半3作品(今野敏以降です)は、取っ散らかしたような展開でお薦めいたしません。特に今野はダメでしょう! 梗概にもあるように『究極のミステリー・アンソロジー』が泣きます。これがミステリーというのなら……、以下略します。
ご興味を持った方は読んでみてください。少なくとも前半4作品の作家は本気で書いてます。井上夢人も楽しんで書いているのが分かります。
4/10点(一冊のアンソロジーとしてみた場合)
7/10点(前半4作品)
2/10点(後半3作品)
Posted by 立花家蛇足
Posted on


