作者
法月綸太郎
題名
挑戦者たち
出版社
新潮社
出版社による梗概
こんな本、ありか!? パロディありクイズあり迷路あり。レーモン・クノーに触発されて、古今東西の名作のエッセンスに彩られたミステリ万華鏡。ブッキッシュで過剰な仕掛けと洒脱な文体遊戯でマニア悶絶。「さて、この本の面白さが諸君にわかるかな――」。博覧強記のミステリ作家が放つ、これが究極の「読者への挑戦状」だ!
定価
定価 : 本体2,200円+税
感想
先日放送されたテレビドラマ「一(いち)の悲劇」の原作者です。ドラマもこの「挑戦者たち」も、法月綸太郎(のりづき りんたろう)らしいといえばらしい作品です。
本格ミステリ作家クラブの現会長でもある法月には、本格ミステリーからパロディやパスティーシュ、そして評論まで幅広い著作があります。
本書はいわゆるミステリーファンにはおなじみの、作中に挟まれる作者からの「読者への挑戦状」を法月風に料理した作品になっております。
ドラマ「古畑任三郎」で解決編の前に視聴者へ語りかける古畑任三郎のあれですね。
エラリー・クイーンや都筑道夫に多大な影響を受けた法月が他の作家の「読者への挑戦状」を、その作家の文体を模写しアレンジし直しました。
コアなミステリーファン以外には楽しめないのではないかと思えてしまいます。
そして何より、お高いです。外箱付きとはいえ、200ページちょっとで2,200円はどうでしょう?
また、この外箱がきっちりキツクて出しづらいのです。
いくら巻末の読者への挑戦を載せ、正解者全員へサインをプレゼントとしても高いです。
作者の苦労を値段に反映させた?
目次を含めた冒頭の10ページが新潮社のサイトで立ち読みできますので、そちらをお読みになればよろしいかと……。
5/10点


