作者
愛川晶
題名
はんざい漫才
出版社
文藝春秋
出版社による梗概
女三十一歳、寄席ではじける!
スキャンダルの傷をもつ漫才コンビが神楽坂倶楽部に出演することに。席亭代理・希美子にも人生の決断の時が。寄席ミステリ第三弾!
定価
本体760円+税
感想
『神楽坂倶楽部』シリーズの3作目です。作者の演芸知識が格段に向上しているのが分かります。それが前面に出すぎていて、読者の知識欲を充たす喜びが少なく、押しつけがましさに閉口してしまいます。シリーズの2作目は程が良かったのですが、ここに来てバランスを大きく崩した印象を持ちました。
ミステリーというカテゴリーに入っている作品ですが、今作はその要素も薄く、興味を持って読み進めることが出来ませんでした。何度も挫折しかけました。結果、挫折しておけば良かった (:_;) 最後まで読んで損しました。
帯にあります『最大のサプライズは「あとがき」のラスト一行にあり!』も、わざわざ帯に書くほどのことでしょうか? これくらいしかウリはなかったのかと勘繰ってしまいます。
このシリーズに興味を持ち、読んでみようかという方は2作目の「高座の上の密室」(本体650円+税)をお薦めいたします。100円以上安くて読み応えもあります(セ、セコイ!!!)。それ以外は本作も含めて薦められません。
残念ながらこの『神楽坂倶楽部』シリーズはこれで読み止めです。
4/10点


