作者
倉阪鬼一郎
題名
江戸前 祝い膳 小料理のどか屋 人情帖14
出版社
二見書房
出版社による梗概
十四歳の娘の弟子入りを頑なに拒む老絵師の心の扉を開くのは?
旅籠付き小料理のどか屋に兄の形見の絵筆を胸にした娘と父母が宿をとった。
同じ日、上州から船大工を名乗る五人組が投宿して……。
刀を包丁に持ち替え江戸に出て料理人となった時吉とおちよの旅籠付き小料理のどか屋に、十四歳の娘を連れた両親が宿をとった。娘はけなげにも、兄の形見の絵筆を胸に、根岸に住む八十過ぎの老絵師の弟子になりたいと願う。同じ日、上州から来たという五人組の船大工が投宿した。ところがこの五人、なにやら素振りがいぶかしい。二組の“訳あり”の投宿者に何が起こるのか。
********本書に登場する小料理**********
⦿彩り焼き(海老・玉子・葱)⦿松茸飯
⦿加須天以羅(かすていら)芋 ⦿鰯の卯の花和え
⦿甘薯づくし(蒲鉾芋・五色芋・海苔巻き芋・芋金団)
⦿穴子づくし ⦿秋刀魚の菊巻き ⦿耳うどん鍋 ⦿海苔飯
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定価
本体648円+税
電子書籍版 同上
感想
出版社による梗概にあります本書に登場する小料理の頭には、前回は◎が付いていたのですが、今回は⦿こんなマークになってます。これは竹輪でしょうか?
常にも増して料理の描写に力が入ってますね~。色彩豊かに絵師に絡めて描いたようです。シリーズをここまで読んできて、分りかけてきました。この料理は作者自身で作ったのか? 料理本などからの引用なのか? です。料理上手な方でしたらもっと早いことお分りになると思いますが、あたくしは料理は空っ下手なので……。
本作は大団円でした~。ストーリーが透けて見えるのはシリーズの特徴です。これで良いのだと思います。テレビ時代劇と同じです。そういった安心感と少しだけ、ほんの少しだけ予想を上回るホッコリ感。あたくしはこれで満足です。
息子の千吉の成長も楽しみですね~。
成長しない猫たちも楽しみです (^^)
細かいことですが、出版社による梗概にある「同じ日、上州から来たという五人組の船大工……」は間違いです。絵師親子がのどか屋に来る前日に船大工たちは来ました。
細かいところが気になってしまう、僕の悪い癖。そういえばTVドラマ相棒のストーリーも透けて見える安心感がありますね。
8/10点


