倉阪鬼一郎 下町の迷宮、昭和の幻

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
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    作者

    倉阪鬼一郎

    題名
    下町の迷宮、昭和の幻

    出版社
    実業之日本社

    出版社による梗概
    懐かしいのに、何だか怖い。

    田端にある古い銭湯の「昭和湯」の主人が旧式の柱時計を見るうちに……。飛鳥山公園の坂を上るたびに、母親の顔から「癒しの天使」となる女は……。かつての人気漫才師が、古巣の浅草にある蕎麦屋で聴いた歌謡曲は……。三十年ぶりに谷中を訪れた紙芝居屋が、千代紙を買った後に向かうのは……。現代の下町を舞台に、郷愁と恐怖が横溢する昭和レトロホラー。

    定価
    本体600円+税

    感想
    これはホラーなのか? 自分の認識がおかしいのかな?
    十作からなる短編集です。
    田端、飛鳥山、荒川、神田、下谷、浅草、などなど私にとって懐かしく思い入れのある場所が舞台となっているため、楽しみに手に取りました。
    読まなければ良かったです。どうもこの作者、倉阪鬼一郎の現代物とは相性が悪いですね。昭和レトロと銘打った本作ですが、現代物です。
    ごく一部の短編を除いて、その場所と昭和の時代、両方に必然性を感じませんでした。別にその場所じゃなくても良くね? という感じです。
    怖くありません。気味悪くもありません。強いていえば奇妙でしょうか? ここで言う奇妙とは誉め言葉ではありません。
    東京出身でない作者にとって、昭和のいわゆる下町を描くのには無理があったのでしょう。
    残念ながらお薦め出来ません。

    /10点

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