作者
佐々木譲
題名
地層捜査
出版社
文藝春秋
出版社による梗概
2010年、時効撤廃。刻まれた悲劇の古層に迫る
時効撤廃で再捜査となった東京・荒木町の殺人事件。封印を解かれた町の記憶、人の記憶が照らしだす事件の真相は? 新シリーズ開幕!
定価
新書版 本体1,600円+税
文庫版 本体560円+税
電子書籍版 本体600円(税込)
感想
ほぼ一年ぶりの佐々木譲の作品となりました。
こんなに佐々木作品って読みづらかったでしょうか? 文庫版全340ページの半分を読むのに三日かかりました。あたくし自身の体調が悪かったというのもあるのですが、こんなに時間がかかったのは初めてです。四谷荒木町を舞台にしているので、荒木町の説明が必要なのは分かるのですが、冗長すぎます。そして荒木町の空気感などを作品世界に取り込もうとしたため、更に輪をかけて読みづらくなっておりました。後半はその部分がなくなったのですこぶる読み易くなりました。一時間で読了でした (^^)
東京の荒木町で生まれ育った人間の言葉遣いにしては、少しおかしな方言が出てきますが、許容の範囲でしょう。
シリーズとしてこのあとに続く「代官山コールドケース」もそうですが、捜査一課特命捜査対策室に転属になった刑事が主人公です。
実は、この『特命捜査対策室』、あたくしが今執筆している作品でも登場いたします。ミステリー大賞をターゲットにしていたのですが、小振りな作品になりそうなので、別の所に出すか、折を見てこちらのブログで出すか、悩んでおります。恐らく近日ブログにお目見えすると思います。
本作中に本筋とはまったく関係なく、荒木町に妾を囲っていた故「国民的人気俳優」の記述があります。名前は伏せられておりますが、登場人物の一人に田所が出てきて笑ってしまいました。
5/10点


