作者
堂場瞬一
題名
二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3
出版社
講談社
出版社による梗概
警視庁犯罪被害者支援課――犯罪被害者の家族などの心の支援を行うセクション。
帰庁の時刻となった頃、電話が鳴った。応対した支援課の村野秋生の隣に座る、松木優里はスピーカーフォンから聞こえた被害者家族の名前に、強烈な衝撃を受けた。
青木那奈……被害者の娘の名前は、八年前、自身が支援課員として初めて担当した少女の名だった。
父を殺され、叔母に引き取られた少女。八年の時が流れ、義父が殺されたのだという。
支援課に緊張が走る中、村野たちは、文京区にある病院へと急行する。
こんな偶然は二度起こるのか? 涙を見せず、気丈に振る舞う少女は、やがて自分自身が大きな疑惑に呑み込まれようとしていた――。
堂場瞬一の真骨頂! 文庫オリジナル書き下ろしシリーズ第三弾。感動のラストに、あなたも二度泣くことになる!
定価
定価 : 本体770円+税
感想
入力リハビリ中の蛇足です。
堂場作品の「ラストコード」や「バビロンの秘文字」に登場する孤高の天才少女と同系統の少女を描いております。最近この手の少女の描写に、作者は味を占めたのかもしれませんね。
決してミステリーではなく、主人公たちの心の成長やシリーズ全編に流れる事柄の進展を楽しむ作品だと思います。
その意味では、物足りなさを感じる読者があるかもしれません。
今作も解決が唐突で、「えっ?! これでいいの?」という感想を持ちました。最近の堂場作品の終末に見られる息切れ感です。
それまでの運び方が秀逸だっただけに残念でした。
出版社の梗概にある、『あなたも二度泣くことになる!』とはなりませんでした。
6/10点


