作者
堂場瞬一
題名
共犯捜査
出版社
集英社
出版社による梗概
福岡県警捜査一課の皆川慶一朗は、誘拐犯を追い詰め溺死させてしまう。だが共犯者の存在が浮かび、次なる幼児誘拐が発生! 残忍な共犯者たちを追う熱き刑事魂を描く書き下ろし。(解説/梶屋隆介)
定価
定価 : 本体800円+税
感想
『検証捜査』で特命捜査のために招集された刑事のひとりである皆川が県警に戻っての捜査を描いた作品です。今作の前に同じく特命捜査のひとり埼玉県警の刑事若林を主人公とした『複合捜査』があります。どちらも招集された刑事たち数人が特別出演します。シリーズととらえるよりは『検証捜査』のスピンオフ作品でしょう。
所々ゴチック体で挿入される犯人のモノローグが成功しているとは言えませんでした。あたくしが手にしたのは初版本ですが、再版時にこのモノローグはばっさり切り捨てることを希望します。
その他相変わらず結末が少し急いでいるかな? との感想を持ちますが、それはもう少しこの作品に浸っていたいというあたくしの心理の表れかもしれません。
今作は福岡という土地柄か主人公以外の登場人物の個性が際だっておりました。方言の表現力は素晴らしいですね。
それと食事シーンが秀逸なのはいつものことですが、家族の描写も良かったです。
6/10点


