倉阪鬼一郎
題名
心あかり 小料理のどか屋 人情帖11
出版社
二見書房
出版社による梗概
愛娘と恋女房を残して旅から旅の古参料理人。
胸に迫るは望郷の想い。
侍を捨て料理人となった時吉とちよの「のどか屋」に
包丁一本を晒に巻いた凄腕の料理人が舞い込んだ。
小田原を出て二十年という。
侍の身分を捨て江戸に出て料理人となった時吉と女房おちよの「のどか屋」に、尾羽打ち枯らした古参の料理人が舞い込んだ。小田原で料理の店を出していたが、二十年前に包丁一本を晒に巻いて、味の修行の旅に出たという。残してきた愛娘と恋女房への想いは深まるばかりだが、近くまで行っても、今さら会えぬと強がりを言っていたのだが……。
****今回登場するお料理****
薄切り野菜の煎餅
鱚の金麩羅(きんぷら)
帆立貝の炊きこみご飯
焼き柿
小判焼き(出し巻き玉子)
紅煮(くれないに)
鞍馬ごはん
平貝(たいらがい)の西京焼き
甘鯛の蕉蒸し
高野豆腐の唐揚
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定価
文庫版 本体648円+税
電子書籍版 同上
感想
腰痛がひどいのであります。

同じ姿勢が3分ともちません。朝起きると痛くて動けないのですよ。



読書の手も進みません。そんな体調で読んだ本書の評価はきびし目になってしまいました。
料理の描写が少しくどくなっているように感じます。本作で取り上げられた料理の数も過去最多だと思います。巻末の参考書籍の数も過去最多ですしね。
猫のかわいらしい描写は嬉しいのですが、少し御都合主義なストーリーでした。シリーズの舞台である小料理「のどか屋」の料理は皿が下から出る慎み深さが売りですが、本作に限っては作品が上から出ているように感じました。どうだ! 描写が上手いだろう! と感じてしまう場面が多かったです。
あたくしの体調のせいだとしたら、大変に申し訳ないことですが、シリーズ最低点を付けます。
『章魚』にルビを振らないのは普通なんでしょうかね? タコと読みます。大正時代の「食揺調味番付」を見ていたら、『校魚』という記載があって、なんだろう? と苦労して調べた経験があります。『公魚』でしたら、ワカサギなんですが、結局判らずじまいでした。
6/10点


