作者
倉阪鬼一郎
題名
ほまれの指 小料理のどか屋 人情帖 17
出版社
二見書房
出版社による梗概
親が子の跡を継ぐ!?
何かを始めるのに遅すぎることはない!
女房子供を捨てて出奔した浮世絵版木彫りの名人。
江戸に戻って目にしたのは、大工修業中の息子が遺した大火で焼け焦げた鉋……。
侍を捨て料理人となった時吉とおちよの、旅籠付き小料理屋のどか屋を手伝うおしんは、出奔中の父を両国橋で見かけた。声をかけたが逃げ去られた。父は浮世絵版木彫りの名人だったが、故あって家を捨てていた。おしんの弟は大工修業中に大火にあい、亡くなっていた。江戸に戻った父が目にしたのは、十七歳で死んだ息子が遺した、焼け焦げた鉋(かんな)だった。鉋を懐にした父は……。
*****本書に登場する小料理******* ・鯵のなめろう ・甘藷の胡麻揚げ
・謎の豆腐汁 ・茸の炊き込みご飯
・夫婦雛玉子 ・源氏柿 ・蛸大根
・蓮根の海老はさみ揚げ ・牡蠣飯
・宿直(とのい)弁当 ・伊勢海老の具足煮椀
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定価
本体648円+税
感想
停滞を感じた作品でした。次作への助走と好意的に考える事にします。
ただ一つ息子千吉の成長を除いて、ほとんど物語としての動きがありませんでした。
結局「謎の豆腐汁」も謎のママでしたし、主人公たちの動きが少なすぎました。
楽しみにしている料理の描写も物足りなかったです。美味しそうに感じませんでした。作ってみたいと思った料理は「源氏柿」だけです。これは、柿の輪切りに衣を付けて揚げたものです。グッと甘みが増すようです。
次作を待つワクワク感が萎んでしまいました。恐らくこのまま書き続ければ、息子千吉の代で遭遇する安政の大地震までは読みたかったのですが、読み続けるか? 読むのを止めるか? 次作次第です。
5/10点
倉阪鬼一郎 ほまれの指 小料理のどか屋 人情帖 17
Author:
立花家蛇足
Genre:
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倉阪鬼一郎
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Posted by 立花家蛇足
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