倉阪鬼一郎 面影汁 小料理のどか屋 人情帖6

    Author: 立花家蛇足 Genre: »
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    作者
     倉阪鬼一郎

    題名
     面影汁 小料理のどか屋 人情帖6

    出版社
     二見書房

    出版社による梗概
     江戸城の将軍家斉から出張料理の依頼!
    吉と出るか凶と出るか。
    隠密・安東満三郎の案内で料理人・時吉は江戸城へ。
    家斉公には喜ばれたものの、知ってはならぬ秘密の会話
    を耳にしてしまった故に…

    元武士で刀を包丁に持ち替えた料理人時吉と恋女房おちよの店「のどか屋」に、常連の客、隠密「黒四組」組頭の安東満三郎が顔を出した。ある"やんごとなき御方"がお忍びで食した「のどか屋」の料理をもう一度味わいたいが外に出られない。出張料理をしてほしいというのである。その後、立派な駕籠で向かった先は、なんと江戸城であった。はたしてこの出張、吉と出るか凶と出るか。

    ****今回登場するお料理****
    三色茶碗蒸し 菜の花ご飯
    春の雪(独活(うど)の芥子菜青酢かけ)
    鰯(いわし)の雪花菜鮨(きらずずし)
    花弁餅(はなびらもち)
    深川飯 鰹の胡麻味噌煮
    さんが焼き 餞弁当
    鰯の酢煮 面影汁
    ******************

    定価
     本体648円+税

    感想
     シリーズ2作目で登場した「ある"やんごとなき御方"」が再び登場です。これで、この御方はもう登場しないのでしょうか? だとしたら少し寂しいですね。
     それにしても安心して読み手の心を任せられるシリーズです。
     皆さんにもそんな作者が存在しませんか?
     小説ばかりでなく、行き付けの食堂や、喫茶店など……。その店に入るところからお勘定を済ませて店を出るまで、行く前から想像できてしまう。でも、我が家にいるような安心感。あたくしにとって小料理のどか屋はそんなシリーズです。

     作中でその"やんごとなき御方"が食した「三色茶碗蒸し」が美味しそうです。茶碗蒸しが大好きなのですが、食する機会が極端に少ない料理でもあります。自分で作るには技量がないし、一品料理で出す店には縁がないし……。困ったもんです。どうしても禁断症状が出たときは、豆乳に玉子を混ぜてレンジでチンして、「茶碗蒸しもどき」で我慢してます (^^)

     今作の舞台は江戸城と銚子ですが、江戸城の貧相な料理と比して銚子の料理がいちいち旨そうでした。
     食べたいぞ~~~~!!!

    /10点

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