作者
大石圭
題名
自由殺人
出版社
角川書店
出版社による梗概
ある日突然、殺人を選択する自由が与えられたら――。人間の業を深く、そして鋭く描いたホラーの新境地!!
ある日、突然、殺人を選択する自由があなたに与えられたら、どうしますか? 謎の人物から送られてきた爆弾。それを手に入れた人物たちは、エゴと怨念を剥き出しにしていく。元マラソンランナーの朝香葉子もまた、爆弾を受け取った一人だった。しかし、彼女は何のためらいもなく爆弾を警察に届ける。犯人はそんな葉子にあるゲームを持ち掛けてきた。人間の業を深く、そして鋭く描いたホラーの新境地!!
定価
電子書籍版: 本体660円+税
感想
出版目前にして米国での同時多発テロにより一年発刊が見送られた作品です。2002年に文庫として出版されましたが、現在は絶版で再版の予定はありません。電子書籍でのみ読むことが可能な作品となっております。
ホラー作品が主力の作家であり本作の梗概にも『ホラーの新境地!!』とあります。ですが、どちらかというと推理サスペンスでしょう。大石お得意のグロテスクな描写はありますが、一般的なホラー作品に感じる恐怖を受ける読者は少ないと思います。
多視点で語られますが、描写がしっかりとしているので戸惑うことはありません。
作者の大石が目指した『絶望的なハッピーエンド』が成功しているのかどうかは読み手次第でしょうか?
ある日、圧倒的な破壊力を秘めた時限爆弾があなたに届けられたら……。警察に届けますか? どこかに仕掛けますか? それとも……?
8/10点


