作者
堂場瞬一
題名
バビロンの秘文字Ⅱ 追跡篇
出版社
中央公論新社
出版社による梗概
謎の軍用ヘリの襲撃を受け、鷹見の目前で〈粘土板〉と共に海に沈んだ里香。爆風に巻き込まれた鷹見も負傷した。失意に沈む鷹見をよそに〈バビロン文書〉争奪戦はますます激化する!
定価
本体1,700円+税
感想
バビロンの秘文字Ⅰに見られた荒唐無稽なアクションシーンは鳴りを潛めました。少しだけバイクのシーンはありますが許容範囲です。野球や陸上などを題材に取ったスポーツ小説も守備範囲の堂場ですが、相変わらずアクションシーンの描写は下手です。頭に浮かんだ映像から文字起しをしているせいだと思うのです。自然と文字が浮かんで来てはいないようです。その辺は今野敏を見習ってもらいたいところです。
前作の書評で、山田正紀の「神狩り」にテイストが似ていると書きましたが、ますますその感があります。広義のミステリーと広義のSF作品が融合して、そこにアクションシーンを絡めてあって、実に中途半端な作品です。
楽しみは最終巻で登場するであろう、女性探偵小野寺、刑事筒井、それに生意気天才少女美咲くらいしか無くなってしまいました。
まあ、読みますけどね。
5/10点


